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JAバンクあいち

経営方針

 当会は、県下JAと一体となり、組合員の皆様、地域の皆様の多様化、高度化、複雑化する金融ニーズにきめ細かく対応し、皆様に安心してお取引いただける「JAバンクあいち」を目指しています。
 現在、基幹的農業従事者数の減少やコロナ禍を経た社会行動の変容等、農業・地域社会を取り巻く課題は多様化しており、JAグループには、農業・くらし・地域の持続可能性を意識したステークホルダー目線での事業運営が強く求められています。また、物価上昇圧力の高まりによる世界的な金利上昇を受け、資金運用環境の厳しさがさらに増しており、持続可能なビジネスモデルの構築が必要不可欠 となっています。
 このような厳しい経営環境のもと、当会においては、県下JAが、将来にわたり持続的かつ安定的な経営を維持し、組合員・利用者の皆様から信頼される「JAバンクあいち」であり続けるため、中期計画(令和5年度~令和6年度)において、次に掲げる基本目標と基本方針を設定し、事業運営に取り組みます。

基本目標

「JAバンクあいち」ならではの価値提供と持続可能な収益モデルの構築

基本方針

 前記の基本目標の達成に向けて、当会は次の三つの基本方針に基づいた事業運営を進めています。

1「JAバンクあいち」一体となった金融仲介機能の発揮と実効性の高いJAサポート
 組合員や地域社会等のステークホルダーからの高い期待に応えるため、農業、くらし、地域の各領域において「JAバンクあいち」ならではの金融仲介機能の発揮に取り組むとともに、機能発揮に向けたリソース創出を実現するための徹底的な業務効率化に向けたJAサポートに取り組みます。また、県下JAの不断の取組みとして、不祥事根絶およびリスク管理態勢の整備等、内部管理態勢強化に向けたJAサポートに取り組みます。
2長期安定還元に資する資金運用力の強化
 極めて厳しい資金運用環境が想定される中においても、県下JAへの持続的・安定的な収益還元原資を確保するため、市場リスクの顕在化に配慮し、機動的なポートフォリオ再構築と実効性のある収益・リスク管理を実践するとともに、環境等に配慮したサステナブル投融資にかかわる態勢の構築に取り組みます。
3県域機能を支える経営インフラの強化
 厳しい経営環境においても県域機能を十全に発揮するため、当会業務全般の効率化・生産性向上への取組みを徹底するとともに、新たな価値を創造できる人材開発等、当会の持続的成長を支える職員の能力の最大発揮に向けた人材マネジメントの強化や柔軟な組織運営に向けた態勢整備に取り組みます。